こんにちは。培養部の阿部です。

先日、培養室に新しいインキュベーター(培養器)が入りましたのでご紹介させていただきます。

現在培養室では、加湿型の大きなインキュベーターと個別培養が出来るラック式インキュベーターを使用しています。

大きなインキュベーターでは主に翌日使用する培養液の加温、平衡をおこなっています。ドアが大きいため物の出し入れはしやすいのですが、培養環境の回復に時間がかってしまいます。

もうひとつの個別培養が出来るラック式インキュベーターでは、患者様からお預かりしている卵の培養をおこなっています。ラックのスペースが狭いため、培養環境を短時間で回復出来るメリットがあります。

今回購入したのは最新の無加湿型インキュベーターです。

こちらも個別培養が可能で、インキュベーターの上に蓋がついている平置きタイプのものです。

ラック式に比べて卵の入ったdishを出し入れする際の操作性が増し、作業時間も短縮出来ます。

 

インキュベーターが増えたことで患者様からお預かりしている卵をゆとりあるスペースで育てることが出来るようになりました。

今後もより良い培養環境を目指して工夫を重ねていきます。

培養部　阿部