感謝の意を論文に込めて
- 2024年1月27日
- 研究室
こんにちは。高度生殖医療研究所の甲斐です。
この度、新たな論文が公開されました!!
https://rep.bioscientifica.com/view/journals/rep/167/2/REP-23-0290.xml
毎年のようにヒト生殖に関する新たな知見を当院から世界に向けて報告できることは大変嬉しく、そして誇りに思います。
論文の内容につきましては過去のブログに掲載しておりますので、気になる方は下記をご参照ください。精子のシッポは受精卵の中でどのような運命を辿るのかを調べた論文です。
http://ysyc-yumeclinic.com/blog/センセーショナル!!/
http://ysyc-yumeclinic.com/blog/日本卵子学会学術集会で優秀演題賞を受賞しまし/
さて、論文には謝辞(Acknowledgements)という項目があります。謝辞は論文執筆に協力をしてくれた人々や機関に感謝の意を表明するもので、論文の最後の方に記載されています(注:謝辞がない論文もあります)。
正直なところ、論文を読む上ではあまり重要視されない箇所ですが、私は結構、見るのが楽しみだったりします。例えば、博士論文などでは著者が自分の家族や恋人の名前を謝辞に入れている場合もあり、著者の人間味が伺い知れますし、この研究は大切な人のサポートがあって成し遂げられたのだなと感じることができます。
さすがに私は学術誌に投稿する論文の謝辞に家族の名前を記載することはありませんが(もちろん感謝はしています)、論文を執筆する際には下記のような文章を謝辞に入れるようにしています。
“The authors are grateful to the staff of the Yamashita Shonan Yume Clinic for their assistance and encouragement.”
研究はクリニックのスタッフ全員の理解と協力が無いと遂行できません。その感謝の意を研究成果となる論文に込めています。
そしてもうひとつ。
投稿した論文は非常にユニークで、論文紹介用のプロモーションビデオ(なんと自作!!)を公式としてオンライン上に公開してくれます。スターウォーズの世界観で2分弱のビデオを作製しましたので、こちらも是非ご覧下さいませ!!