箱根駅伝と一年の始まりに思うこと
- 2024年1月6日
- 事務室・受付
こんにちは。受付の野尻です。
今年も一年どうぞよろしくお願いいたします。
私のお正月の楽しみは、昨年のブログにも書いた出初式と箱根駅伝があります。
今年も沿道に応援に行ってきました。
箱根駅伝が終わってみて振り返ると、なかなか貴重な写真ではないかと思います。
勝負の決まった3区間の駒沢大学と青山学院大学の並走です。
今年は駒沢大学の一強と言われていましたが、このあと駒沢大学の“怪物”佐藤圭汰選手から青山学院大学の太田蒼生選手が前にでて、完全優勝へ導きました。
同時に、この3区間で日本人選手初の1時間切りの区間賞をマークという記録も残しています。
優勝後のインタビューで1番気になった選手もこの太田選手です。
今年の青山学院大学のスローガン「負けてたまるか大作戦」に触れたのは、選手のなかでも太田選手だけでした。
青山学院大学の原監督は、元サラリーマンで伝説の営業マンだそうです。営業で培った手法を選手の育成に取り入れているといいます。自分の目標を書いて、その妥当性を少人数で検証し共有する。話し合いをすることでモチベーションを高く保つのだそうです。
2015年青山学院大学が初優勝を飾ると、青山学院大学の寮生活のドキュメンタリーが放送されました。その中では選手たちがそれぞれに主体的に目標を定め、そのためにはどんなトレーニングが必要かなど選手同士の意見交換が活発に行われていました。
やらされているのではなく、選手自身が考え、チームで話し合うということがいかに大事なのか印象づけられました。
それまでは箱根駅伝というと、東洋大学のスローガン”その1秒を削り出せ”のように泥臭いとか根性論的なイメージがどうしてもありましたが、一気に塗り替えられました。
“今年は駒沢の一強だ”
“史上初の2年連続三大駅伝制覇”
“去年の箱根駅伝4区からの21区間連続1位”
そう言われてスタートした駒沢大学のゴールシーンは忘れられません。
往路では新記録を更新するも、2位でのゴールテープを切った先に待つ選手達の表情は硬く暗いものでした。
これだけ真剣に一生懸命になれたものが私にはあるだろうか。最近の私には思い浮かべることができませんでした。
一年の始まりに、いま私のなかでなんとなく胸にあることは、少しでも興味の持ったことや、やりたいと思ったことに蓋をしないであげることです。
青山学院大学の強さのひとつには原監督のカリスマ性があげられるといいます。毎年掲げられるキャッチーなスローガンもそのひとつだと思います。選手の采配をドンピシャではめられる理由はなんなのか。原監督の著書がいくつか出ているので、いまはそれを読んでみたい気持ちがむくむく沸いてきています。
2024年まずはこの気持ちを大事にすることから始めてみたいと思います。