排卵誘発
排卵誘発
内服薬や注射によって卵胞の発育を促すことを排卵誘発といいます。当院では基本的に低刺激法と呼ばれる排卵誘発法を行っております。
いわゆる高刺激法と呼ばれる刺激法は、卵巣に過度の負担をかけるため当院では行っておりません。
また卵巣の状態によっては誘発剤を使わず、完全自然周期で行う場合もあります。治療周期のホルモン値によって誘発法を適宜選んでいます。
レトロゾールとr-FSH製剤注射を併用して卵巣を刺激し、卵胞を育てる方法です。平均1~2個の卵子が採れます。新鮮分割胚移植を行う際に用いられる方法です。
卵巣に余力のある患者様に合った卵巣刺激法です。
クロミッドとr-FSH製剤注射を併用して卵巣を刺激し、卵胞を育てる方法です。平均4~5個の卵子が採れます。凍結胚盤胞を作成する際に用いられる方法です。
薬剤を用いず、自然に発育する卵胞で採卵を行う方法です。卵巣の予備能が低い周期に用いられます。
月経中のFSHの値が高い場合は、エストロゲン(女性ホルモン)を使用することでFSHの値を下げることで卵胞発育を促す方法です。内服薬やパッチ薬などがあります。