男性不妊|山下湘南夢クリニック(YSYC)|藤沢市の不妊治療/体外受精

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男性不妊

男性不妊|山下湘南夢クリニック(YSYC)|藤沢市の不妊治療/体外受精

男性不妊について

男性不妊について

 不妊症には様々な原因がありますが、男性側が原因となっているものを男性不妊と呼びます。 精液量、総精子数、精子濃度、総運動率、前進運動率、生存精子率、正常形態率などを検査します。
精液は、2〜7日の禁欲期間(射精しない期間)の後に採取します。
自宅で採取した場合、温度変化に気を付け20℃から30℃以下に保持した上で、2時間以内に検査すれば、 ほぼクリニックで採取した場合と同様の結果が得られることが多いと言われています。

男性不妊の原因

 男性不妊の原因は、大きく次の4つに分けられます

造精機能障害

精巣の機能異常によって精子が作られにくい状態のことをいいます。ほとんどが原因不明ですが、以下のような原因もあります。

・視床下部・下垂体の異常

脳の異常により男性ホルモンを分泌する機能が低下し、精子の形成に影響が及ぶもの。

・精巣炎(ムンプス精巣炎)

流行性に伴って、精巣が痛みを伴いながら腫れる状態で、治癒後に精子数の減少をきたすことがあります。

・精索静脈瘤

男性不妊のおよそ30%を占めるともいわれる病気で、時に陰嚢内に生じたこぶを自覚したり、痛みが生じることもあります。

・停留精巣

先天的に精巣が陰嚢に下降しきっていない状態。生後6ヶ月までに自然下降が期待できますが、 治らない場合は妊孕性低下となりやすいです。

・染色体異常

クラインフェルター症候群など性染色体の異常によって精巣の形成が障害され、うまく精子が作られない場合があります。

精路通過障害

先天性の病気や、精子の通り道である精巣上体に細菌が入り込むことによって起こる“精巣上体炎”などによって、 精子の通り道が塞がれるなど、精子が精液に含まれにくくなることをいいます。 鼠径ヘルニアの手術や、パイプカット術なども精路通過障害を引き起こしている状態となり得ます。

副性器機能異常

主に精巣上体・前立腺・精嚢などが炎症によってうまく機能しなくなるもの

性機能障害

精液や精子の形成には特に問題がないものの、勃起障害などの性交障害、射精障害などがあり、精子が女性の生殖器に到達できない状態。

男性不妊の治療について

 不妊原因に応じて生活習慣の改善、薬物療法、手術治療、生殖補助医療などが行われます。

生活習慣の見直し

喫煙やアルコールの過剰摂取には禁煙や飲酒量の制限、内服薬と男性不妊と関連する場合は、服用の中止などの検討がなされます。 また、サウナや長風呂など精巣を長時間温める行為は避けるようにしましょう。 近年、生活習慣と精液所見(男性不妊症)との関連も指摘されており、規則正しい生活や、適度な運動と睡眠も重要です。 また禁欲期間が長いと精子の質が低下すると報告されており、適度に射精を行うことも大切です。 性機能障害のある人の場合、カウンセリングやマスターベーションの方法を矯正することも検討されます。

薬物療法

精液に異常がある場合、原因に応じてホルモン剤による内分泌療法、漢方薬やビタミン剤、 血流改善薬などによる非内分泌療法などが検討されます。 また、性機能障害がある場合には抗うつ薬や、勃起不全改善薬(バイアグラやシアリス)などを処方します。

手術治療

精索静脈瘤や、精子の通り道が塞がってしまっている場合などは手術治療を行います。無精子症では直接精巣を切開し組織内から精子を探し出す、精巣内精子採取術(TESE)を行います。

人工授精(AIH)体外受精(IVF)顕微授精(ICSI)

濃縮洗浄した精液を子宮内へ注入する人工授精、卵巣から直接卵を採取し、精子をふりかける体外受精、 精子を卵子内に注入する顕微受精があり、特に体外受精と顕微受精は生殖補助医療といわれます。 男性不妊の場合、無精子症の患者様では前述した精巣内精子採取術を行いますが、採取した精子は顕微授精に用いられます。