共同研究を開始しました。
- 2012年4月26日
- 研究室
みなさん、初めまして。
培養士兼研究員として勤務させていただいている、中田久美子と申します。
私は以前の研究部では主に、1.マウス老化卵子若返り技術の開発、2.クライオトップを用いたマウス卵子凍結技術の開発、3.WOW systemによる体外発生培養技術の開発を行ってきました。2では、現在、広島県で培養士をされている畑景子さん、3では、現在、みなとみらい夢クリニックで培養室長をされている齋藤祥子さんとお仕事させていただきました。
お二人との仕事を通して、私はたくさんのことを学ぶことができ、現在もそれが多くの場面で役に立っています。当時、私はお二人との仕事への熱意の違いを感じることが多々ありましたが、それは、研究だけではなく培養士としても勤務されているところだなと羨ましく思ったものでした。
現在、私はこの山下湘南夢クリニックで培養士として患者さん方と接する機会をいただき、研究に対する思いがより強いものに変わることができました。気のおけない同僚たちとともに、どうしたらたまごをより良く育てることが出来るか?と考えています。
そこで、今年の1月より、つくばの産業総合研究所の高橋正好先生とのナノバブルウォーターを用いた体外発生培養液の開発、慈恵医科大学の岩本武夫先生とのプロテオミクス解析系を用いた体外発生培養液の開発に取り組み始めました。どちらもご説明させていただくには、とても長くなってしまいますし、まだまだこれからの内容ですので、また次の機会にさせていただきたいと思います。
こちらの写真は、4月24日に産業総合研究所で、ナノバブルウォーターの作り方を教えていただきに行った際のものです。左が、高橋正好先生、右が研究員の西本さんです。
みなさんが一日も早く赤ちゃんを抱くことを願うだけでなく、自分ができることを精一杯させていただきたいと思います。