ある日の出来事
- 2014年4月18日
- 看護室
ある雨の日、お母さんと男の子が石垣の前で立ち止まっていました。
私が何気なく目をやると、その子は一生懸命になって、石の隙間の溝や、間に生えている草や苔をほじくり返していました。
傍らのお母さんは、どうしているかといえば、後ろから子どもに傘をさしかけながら、ずっと子どもを見守っています。
こんな時、「ほら! もう行くわよ!」「汚いから、やめなさい」と小言を言ってしまうお母さんが多いのに、子どもをじっと見守っている光景はとてもほほえましく、見ている私の心もなごみました。
筒井