てぬぐい
- 2016年4月20日
- 看護室
こんにちは。看護師の黒田です。
4月も下旬、そろそろ半袖が活躍しそうな暖かさになってきましたね。
ただ、夜は冷たい風が吹きますので、上着を持ってお出かけくださいね。
昨秋から新しい習慣が加わりました。
てぬぐい。
友人が日常生活でタオルではなく手ぬぐいを使っていると聞いていたのですが、私自身も買い物に行った際たまたま入ったお店で可愛い柄の手ぬぐいが目に入り、そこから興味を持ち始めました。使い途はというと、洗面所で顔拭き、キッチンでの手拭き、食卓テーブルのランチマット、枕カバー代わり…と、一日に最低でも4枚は使っています。気に入った色鮮やかな手ぬぐい達がたくさん揃っているのを見ると嬉しくてついつい顔がほころんでしまいます。
お気に入りは吉祥柄。
矢絣(やがすり)
矢を飛ばすと戻ってこないので結婚する女性への縁起物にも用いられます。「的」に「あたる」事から縁起が良いとされ、商売や家紋にも使用されています。
七宝
輪が四方八方に広がっていくことから「しっぽう」となり、人と人のご縁(輪)は、七つの宝と同等の価値があるとされました。仏教の言葉で、金、銀、瑠璃、玻璃(はり)、珊瑚、瑪瑙(めのう)、硨磲(しゃこ)の宝物を意味します。また、七宝の円形は円満を表し、輪が重なり合って無限に広がるので、縁起の良い吉祥文様として扱われます。
青海波(せいがいは)
波が末広がりに広がっていく様子から縁起が良いとされ、「平穏な暮らしがいつまでも続くように」という意味が込められています。
麻の葉
麻の葉は子孫繁栄を、うさぎは飛躍を表しています。また、麻は丈夫でスクスク育つことにあやかって赤ちゃんの産着によく使われました。
生地はしっかりしているもの、薄くて馴染みが良いもの、とお店によって様々です。私はしっかりしているものを好んで使っており、中でも「かまわぬ」と鎌倉の「nugoo」という手ぬぐい屋さんが好きです。
先日、本屋さんに行った際、見覚えのある絵の表紙の文庫本が置いてありました。かまわぬの手ぬぐいでした。角川文庫とかまわぬがコラボレーションしているそうです。こんなところにも手ぬぐい柄が登場しているなんて驚きです。
毎晩、洗濯仕立ての濡れたてぬぐいにアイロンをじゅーっと音を立てながら掛けるのが最近の日課となっています。