父の背中
- 2017年1月25日
- 看護室
寒い日々が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私にとって、今年は波乱の幕開けでした。
仕事始めの前日に、父が仕事で事故に合いそのまま緊急入院となりました。
右足を負傷してしまったのですが、骨も腱も無事で家族全員ほっと胸をなでおろしました。
不幸中の幸いと前向きに捉えて、今は家族で明るく過ごしています。
それも束の間、私はストレスからか謎の湿疹が体中にあらわれ
(後日皮膚科で「ジベルばら色粃糠疹」と診断されました)
そのあとすぐにインフルエンザにかかってしまいました。
今は湿疹が治るまで、あまり無理をせずに仕事と父の看病と頑張っていこうと思います。
ふと父の背中を思い出します。
潮風でかすれた作業着を気にすることなく、ただ黙々と仕事をする姿は私の自慢です。
入院が決まっても、父の求めるものの少なさに驚いたことを覚えています。
なんでも一人で淡々とこなしてきた父は、私たちが会いに来てくれるだけでいいのだと。
そんなことなど一言も口にしませんが、私には分かるのです。
ずっと一緒に過ごしてきた、娘ですから。
看護助手 今野