実をつけない苺
- 2017年2月9日
- 培養室
こんにちは。培養士の高井です。
私事ですが、昨年10月ごろに苺の苗を育てはじめました。
春先、暖かくなり始めた頃からすこしずつ開花してくる予定だったのですが、
一輪、12月末に開花してしまいました。
その時期に咲いた花は摘んだほうがよいらしいのですが、
せっかく咲いた白くて小さな花を摘んでしまうのはかわいそうな気がして、
実をつけてくれればうれしいなと淡い期待を抱きながらそのまま様子をみていました。
ひと月以上たってもまだ花はついているのですが、実をつけることなく枯れていまいそうです。
苺の受粉は蜂などの虫を介して行われるそうです。
蜂を呼び寄せるためボリジというハーブを近くに植えているのですがまだ開花しておらず、
もとより蜂自体あまり飛んでいない時期でした。
自然に授粉するのは難しいかなと思いながら、初めてのことでしたので自然に任せていたのですが、
後になってタイミングを逃したことに気づき、人工授粉をしておけばよかったと思いました。
季節外れに咲いた花が実をつけないのは自然なことなのかもしれません。
ですが普段受精させることを生業としていますので、悔しいです。
今回学習しましたので、次に咲く花は、赤い実をつけてくれるよう育てていきたいと思います。
まだ寒い日が続きそうです。暖かくしてお過ごしください。