2017年嬉しい出来事
- 2017年12月30日
- 培養室
こんにちは。培養部の中嶋です。
朝家を出ると、近くの川沿いに一面霜が降りて日に日に寒さが厳しくなっていくのが改めて実感されます。空気も乾燥し風邪が流行っていますが、体調崩されていないでしょうか。
2017年最後のブログ更新となりました。
個人的なことになりますが、今年後半にあった嬉しい出来事を少し書こうと思います。
私の高校の友人の話です。クラスは異なりましたが、ふとしたきっかけで仲良くなり、アカペラを一緒にやり文化祭やライブなどに青春を注ぎました。彼の家が学校から近くの処にあったので、たまに遊びに行ったりしていました。家に遊びに行くと部屋には漫画やCDが多くあったのが印象的でした。そこで初めて知ったのですが、彼は漫画を独学で描いていて、スケッチブックに描きためていました。恥ずかしそうに漫画を見せてくれましたが、その時は趣味程度のものだろうと思っていました。
しかし、大学卒業後就職はせず彼は漫画をずっと描き続けていったのです。お互い大学を卒業した後は会う機会も少なくなり、近況もあまりわからないまま月日が過ぎて行きました。ただ、会った時には”まだ描いてるよ”という返事だけで進展は不明でした。大学を卒業して約10年が経つ今年、急に彼から電話がかかってきました。“やっと決まりました!いやぁ長かった。”と。
彼の作品が某有名漫画雑誌の増刊に載ることになったのです。
漫画の世界は厳しいということはなんとなくわかっていますが、実際の彼の苦労は計り知れません。
おそらく持ち込んだ先の編集の方から心ないことを言われたり、就職しないことで親からのプレッシャーがかかったりしたと思います。しかし、それでも諦めずに続けてきたことで掴んだ夢だと思いました。
彼は電話口でいたって冷静にこのことを伝えてくれましたが、それまでの苦労を考えると私自身も嬉しさがこみ上げてきて自分のことのように一緒に喜びました。肝心の漫画ですが、昨日の発売とともに本屋へ走り、2冊買ってしまいました。
さて、私自身今年を振り返ると、さらに新たな技術を身につけることができた1年だったと思います。忙しい中熱心に教えていただいた先輩方には大変感謝しております。一方、諦めたものもたくさんあります。そもそも手もつけずに諦めて実践してこなかったこと、手をつけたけれど結果が実らず諦めたもの、たくさんあります。しかし、諦めずに続けていくことで結果につながるということを私の友人が教えてくれました。来年は今年の反省とともに、立てた目標を達成していけるよう諦めずに生きたいと思います。
そして、来年も患者様のためになるよう日々邁進していきたいと思います。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
培養部 中嶋