念願!富士山登頂!
- 2018年8月3日
- 培養室
先日、かねてより計画していた富士山に登ってきたのでその様子をお伝えしたいと思います。
今回は、夜に登りはじめ早朝4:30の御来光を観て下山してくるという計画です。
辺りは真っ暗な夜11時、富士宮口五合目から登り始めました。五合目の標高は神奈川県の最高峰蛭ヶ岳よりも高い2400mです。じっとしていると肌寒く、動いていないと風邪を引いてしまいそうです。しかし、天候は晴れ・霧なし・無風という最高の条件でした。
もちろん、真っ暗の中を歩くのでヘッドライトは必須です。少し登り、歩いてきた山道を見ると他の登山客の方々のヘッドライトの明かりがアリの行列のように見えました。逆に上を見るとプラネタリウムのような星空が広がっており、時折見える流れ星が登山の疲れを和らげてくれます。また、各休憩所で摂るチロルチョコの糖分が身体に浸透していくのがわかりました。
標高があがって行くにつれ、徐々に空気が薄くなっていくのが実感でき、九合目以降は少し歩けば息が切れ、息を整えてからまた登り、というのを繰り返して行きました。
…登り始めてから約3時間半、日本一高い場所、剣が峰3776mに到達しました!以前登った時は、途中で天候が崩れ八合目までしか登れませんでしたが、今回は念願の完全登頂に成功する事ができました!
▼御来光前の空
▼御来光
4時くらいになると、だんだんと空が明るくなり、今まで見えていなかった雲海や山肌が見えてきました。いよいよ御来光の時間になると、赤い球の頭が見え始め10分くらいで辺りを完全に明るくし、今までの寒さを和らげてくれました。改めて自然の偉大さに感動しました。
そして、もう一つ驚いたのは外国人登山客の多さでした。日本人よりむしろ外国人方々の方が多かったのではと思うほど、山頂ではあちらこちらで外国語が飛び交っていました。そのため、休憩所やトイレの案内も英語や中国語に訳されていました。
富士山に登れるのはこの夏の時期だけです。今回は天候に恵まれましたが、富士山の天候は変わりやすく急な雨や突風は当たり前です。悪天候の対策をしていかなければなりませんが、登頂したときの達成感、御来光はやはり他の山とは違います。
機会があればみなさんも是非挑戦してみて下さい!
▼影富士(御来光のあとに雲海に写った富士山の影)
培養部 中嶋