旅立つ先輩へ思うこと
- 2019年4月24日
- 事務室・受付
こんにちは!受付の中西です。
春と言えば、出会いと別れの季節ですね。
YSYCでは、先日、看護師の先輩が退職されました。
一緒に働いているときは、何気なく日々を過ごしてしまうけれど、
いなくなってから初めて、その人と出会ったことの意味に気づかされることがあります。
その先輩は、いつもニコニコ笑顔の気さくな方で、
受付の私ともとても仲良くしてくださっていました。
私が就職するよりずっと前から働かれていて、
私が過ごした6年間のYSYC生活で一緒にいて当たり前の存在だったため、
いなくなる日が来るとは予期していませんでした。
退職の話を聞いたとき、
6年前、先輩と初めて出会った頃のことを思い出しました。
当時は二人ともまだ20代。
YSYCに就職する前の私は、仕事はアルバイト経験しかなく、
実家暮らしで、生活力も人生経験も自信も何もない若者でした。
先輩と初めてお話したのは就職直後に行われたレクリエーションでのこと。
見た目が若い方で、お話する前までは、同い年くらいかな?と思っていました。
実際は3歳年上と知り驚きました。
そして、遠い故郷を離れ、看護師として自立した生活を送っていること。
様々な趣味を楽しまれていることや、
色々な地へ旅行に行ったことなどをお話ししてくださいました。
当時の私には、話せることが何も無くて、相槌を打つばかり。
遠い世界の方のように感じて、先輩の全てがキラキラして見えました。
私も、先輩のように自立して自分の人生を楽しめる大人になりたいなぁと淡い憧れを抱きました。
それから、一緒に遊びに行ったり、ご飯を食べに行ったり、
仲良くしてくださるようになりました。
職場に慣れていなかった当時、
親しみ深く接してくださることがとても嬉しかったです。
先輩は、私にとって、人生で初めてできた看護師の友人でした。
働き始めてしばらく経ち、貯金が増えてくると、一人暮らしがしたいなぁ、と思い始めました。
今思うと、先輩の真似をしたかったのかもしれません。
1年後、念願叶って職場の近くで一人暮らしを始めました。
月日が経ち、私も色々な地へ旅行に行ったり、趣味を楽しんだりと、
様々な経験を重ねました。
淡く抱いた憧れは少しずつ現実化し、相槌を打つだけだった昔と違い、
かつての先輩のように、色々な話ができるようになりました。
今やお互い30代。
歳を重ねて、ちょっぴり大人になって、落ち着いたねぇと笑い合っていたところだったので、
これからは別々の道を歩んでいくことに、寂しさを感じてしまいます。
でも、今後は職場を挟まない友人の関係になれることを嬉しく思います。
旅立つ先輩へ思うことは、3つ。
私の憧れになってくれてありがとう。
受付と看護師の垣根なく、たくさん仲良くしてくれてありがとう。
そして、これからは自分の人生の選択を信じて、幸せになってほしい。
(▲退職時に贈ったイラストより。髪型がコロコロ変わる方だったので、歴代のスタイルを描かせていただきました。)
ありがとうございました。
受付 中西