凍結保存|山下湘南夢クリニック|藤沢市の不妊治療/体外受精

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凍結保存|山下湘南夢クリニック|藤沢市の不妊治療/体外受精

凍結保存

こんにちは。培養士の渡辺です。

今回は、私が大学で研究していた「マウス未受精卵のガラス化保存法の改良」について、書かせて頂きます。(ガラス化保存法とは、現在の凍結技術で最も生存性の高い方法です。)

凍結保存は、凍害保護剤と呼ばれる物質を添加した溶液に胚を浸すことで中の水分を置換し、ただちに液体窒素中に浸漬することで行われます。凍害保護剤は凍結保存に不可欠な物質で、凍結の際にかかってしまうストレスから細胞を保護しています。
しかし、凍害保護剤は様々な種類があり、現在においても研究開発が行われています。
そこで、私は大学の研究で、一般に用いられている凍害保護剤の代わりに、京都大学再生医科学研究所で開発された、より細胞に優しいと考えられる新規の凍害保護剤を添加し、マウス未受精卵のガラス化保存後の発生率の比較・検討を行っていました。

結果としては、一般に用いられている凍害保護剤と変わらない受精率・発生率が得られ、添加する凍害保護剤の濃度によっては、移植後に従来よりも高い産子率を得ることが出来ました。

実験で用いていた新規の凍害保護剤は、人の卵子や胚においては実用化されていないため、まだ使用することは難しいですが、今後研究が重ねられて、より生存率や妊娠率が向上したらいいな、と思います。