「学会発表とチャイナドレス」生殖医学会2019年11月
- 2019年12月2日
- 研究室
皆様はいかがお過ごしでしょうか?高度生殖医療研究所室長の中田です。
生殖医学会では、当院で進めている「MAYU」の精子凍結から、がん患者さんの精巣組織凍結についてシンポジストとして発表させていただき、一般演題からは、電磁波は精子に与える影響を実験した結果を報告させていただきました。私をシンポジストとしてお招きいただき、とても有難く思いました。
私は自分を奮い立たせるために今回も新しいチャイナドレスで発表させていただきましたが、チャイナドレスで発表を始めてしたころと比べ、「中田さんに良く似合っている」というコメントをいただくようになりました。ほかの施設にお伺いすると、「あー、あのチャイナドレスのヒトね。」と言われたり、「あんなドレスで発表するのだから、ちょっとまともじゃない人かと思ったけれど、お話してみるとものすごく真剣な人なんですね。」とダイレクトに言われてきました。目立つためというより、自分の好きな服が少しでも話題になるというのはやる気が出ていいものだな、とおもいます。
ヒトは見た目が9割というのはそうなのかもしれません。今ではあの人は中田さんだ、という認識をもっていただけたことや、学会の大会長や他の先生方にもよく似あっているよ、と言われることが嬉しいです。
ちなみにヨーロッパやアジアの国際学会でも発表はチャイナドレスなので、時々、同じ中国のヒトに思われたのか中国の方に話しかけられたりもします。
実は、私のチャイナドレスのルーツは、大学院生の頃にお会いした先生の影響です。
アロハシャツ、どこかの部族のような鳥の羽根のついた帽子で、座長をきりっと進められたり、キレキレの英語で仕事されているのをみていて、いつか自分もあんな風になりたいなと思いました。
職場の同僚にしたら不思議なものかもしれませんが、私が発表のステージで一番テンションが上がる衣装だから、というと理解を得られたらいいなと思います。(先のブログにありますが、受付の松浦に私のことを褒めてもらえて、とてもうれしかったです。)
また、精子を電磁波から守り、いい状態に精子を維持できる容器、アイギス(Aegis)、戦いの女神の縦という意味ですが、これからトライアルを開始していきます。
ご興味のある方は、医師やナースに確認していただければとおもいます。
写真は今回の生殖医学会の大会長である岡田先生とのものです。会長招宴というシンポジストが呼ばれる晩餐会で撮影していただきました。学会発表もほぼ同じ感じのチャイナドレスでしています。