「懐の大きさ」
- 2013年2月15日
- 研究室
皆様、先日の更新からすぐの更新になりますが、お元気ですか?
今週2月11日、12日に、博多の蔵本ウィメンズクリニックに培養師の中山と見学に行ってきました。
蔵本ウィメンズクリニックは博多駅からすぐそばにあります。
培養室長の江頭さんと私は10年近く前にお会いし、そんなご縁もあって、今回見学させていただきました。
11日の夜8時に江頭さんと副室長の永渕さんと4人でもつ鍋やさんに行ってきました。
昔話もいろいろとありましたが、いかに卵子や胚が好きかで、培養師としての仕事の取組み方が違うよねという話題になりました。
翌日の見学の際も、細かな内容ではここでは控えさせていただきますが、「蔵本ではこういう風にしていますが、山下さんのところではどういう風にしていますか?」「山下ではこういう風にしています。でも、蔵本さんのこういう風にしているところはとても勉強になります」とか、とても活発な意見交換ができました。
江頭さんの質問に対する親切なお返事や惜しみなく教えてくださるところとか、培養室のみなさんの協力体制とか、いろいろと刺激になる部分が多かったです。蔵本院長先生、スタッフの皆様、ありがとうございました。
ある培養師さんから質問された内容で心に残ったのは、「電気刺激を行っているクリニックは他にもあるのにどうして蔵本なんですか?」というものでした。江頭さんにも同じ質問をされたのですが、ご本人には言えずにいたことですが、「江頭さんの人間性が好きだから。」というのが、私の答えですとお返事しました。
患者さんやこのブログを読んでいただいている皆さんも感じることだと思いますが、仕事では自分があまり好きではない人と仕事をしなければならない時もあると思います。仕事だと割り切って、それ以上でも以下でもない対応をしないとならないのは本当に気を遣うことだと思います。
けれども、自分の懐を見せたり見せられるのは、結局のところ、好きかそうでないかになると私は思います。また、懐が大きくないと見せられないなと私は思います。
患者さんが病院を選ぶ時も、特に不妊治療のように女性だけでなく、男性も弱い部分を見せなければならない時、その病院技術だけでなく、医師やスタッフが好きか嫌いかになるんじゃないかと私は思います。
患者さんやこのブログを読んでくださっている皆さんが、山下湘南夢クリニックを好きになってくれたらいいなと思います。
こちらが懐だけじゃなく違う部分も大きくなりつつあるうちの中山培養師(左)と蔵本ウィメンズクリニックの江頭培養室長(右)の写真です。
え?中田がいない?そうですね。恒例になりつつありますが、私はカメラマンですから。