「気骨」
- 2013年3月13日
- 研究室
皆様、ご無沙汰しております。
培養師兼研究員の中田久美子です。
3月11日から12日に鳥取県米子市のミオ・ファティリティ・クリニックに見学に行って参りました。
先月の同じ日は、福岡の蔵本ウィメンズクリニックに見学に行っていましたので、中田は出歩いてばかりと思われそうですが、ちゃんと研究も進めていますよ。
共同研究でご協力いただいている皆さんのおかげで形になりつつありますので、またご報告できたらと思います。
ミオ・ファティリティ・クリニックの見尾先生は、私の大学の恩師がご友人同士ということもあり、遠くから私のことをいつも応援してくださっている方です。培養室長の岩田さんは、共同実験をしたことがある方で、とても患者さん思いの方なんです。
今回、培養室とタイムラプスインキュベーター(卵子が受精する瞬間から分割する過程などを常に記録しながら培養する装置です)を見せていただくことが目的でした。
ミオ・ファティリティ・クリニックでは、このインキュベーターが開発される前から、タイムラプスシステムを10年以上前に見尾院長が独自で作り上げ(タイムラプスシネマトグラフィー)、これまでずっと学会発表を行ってきたそうです。
さらに、培養室のこだわり、「卵子や胚を常に温める」には一貫した見尾先生と岩田さんの思いと工夫があり、とても勉強になりました。
ミオクリニックの皆さんもとても明るくて、気さくで、優しくて、鳥取の生殖医療から出産まで、自分たちがやるんだ!という「気骨」に溢れていて、私もたくさん元気をいただきました。
私たちのクリニックも患者さんのためにひとつひとつを大切にすることを心掛けていますが、共通する精神を感じ、うれしかったです。
噂のミオごはんも見尾先生やスタッフの皆さんと一緒にいただきました。食事を作っている方々にも岩田さんが紹介してくださって、ご挨拶できたのもうれしかったです。
こちらが、噂のミオごはんです。お米を作ったヒトからのメッセージもあったり、美味しいんですよ。え?中田がいない?だって、私が食べてるんですから。