「embrace」
- 2023年7月7日
- 研究室
こんにちは。高度生殖医療研究所の甲斐です。
今回は皆様にこちらのイラストをご紹介したいと思います。
どこからか差し伸べられた螺旋構造を頼りに少女が上へと登っていく様子が描かれており、地上には高層ビル群が建ち並んでいます。
明るい光が少女と街へ降り注ぎ、少し不思議だけれども神秘的な印象を受けます。
実はこのイラスト、私の論文をイメージして描かれたものなのです。
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0278663
「これはアート作品という性質上、学術的な観点というよりあくまで表現物としてご覧頂ければ幸いです」と作者よりコメントを頂いております。
「embrace」というタイトルには親と子の未来をサポートする生殖補助医療の「包容」という意味に加えて「機会を受け入れる」という意味が込められています。
また、embryoの頭4文字が含まれており、まさにこのテーマに相応しいタイトルとなっています。
学術論文はなんだか取っ付きにくいイメージがあると思いますが、このようにイラストでアウトプットするのは良い手法ですね。
一気に皆様にも馴染みやすくなるのではないかと思います。
とても素晴らしい取り組みですし、私の論文が採用されたことを大変嬉しく思っています。
論文に触れて生じた情感を物語性のある詩やイラスト、アートにして展示する「ロンブンアートストリート」というイベントが7/15(土),16(日)の2日間限定で渋谷のリバーストリートで開催されます。
ここでご紹介したイラストも展示されることになっていますので、ご興味のある方はぜひ足を運んでご覧頂けたらと思います。