コロナ禍の1年を振り返って|山下湘南夢クリニック|藤沢市の不妊治療/体外受精

〒251-0025 神奈川県藤沢市鵠沼石上1-2-10 KENEDIX藤沢4F
0466-55-5011
ヘッダー画像

職員ブログ

コロナ禍の1年を振り返って|山下湘南夢クリニック|藤沢市の不妊治療/体外受精

コロナ禍の1年を振り返って

今年も残すところあと1週間となりました。今日はクリスマスイブですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は今日明日は仕事が休みなので、家でのんびりと過ごしておりますが、振り返ってみるとコロナ禍のこの1年は、普段にもましてアッという間に過ぎてしまった感があります。

今年は母子手帳の交付率が、昨年に比べてかなり減少しているようです。
厚労省が緊急調査した結果によると、5~7月の届け出件数は、前年同期比2万6331件減の20万4482件で、減少率は11・4%。前年同月比で減少幅が最も大きかったのは5月で、1万3992件減の6万7919件、減少率は17・1%。都道府県別では、山口の29・7%をはじめ、20%を超える県が9つあったそうです。巣ごもりが増えるため妊娠数が増えるのではという予想もありましたが、実際は先の見えないことの不安のほうが大きく、妊娠を控える選択が増えたようです。

不妊治療においても4/1に日本生殖医学会より、「国内での COVID-19 感染の急速な拡大の危険性がなくなるまで、あるいは妊娠時に使用できる COVID-19 予防薬や治療薬が開発されるまでを目安として、不妊治療の延期を提案」する旨の声明があり、患者さんのみならず私達生殖医療従事者も非常に困惑しました。時間との勝負とも言われている不妊治療を期限を定めず中断してよいものか。患者さんから電話で治療中断の連絡を頂いたり、治療希望の場合も妊娠中のコロナウイルス感染のリスクを説明し、了解を得てから続けるといったスタンスでした。

最近は第3波とみられる感染者数の激増が全国各地でみられ、また重症者数も増加し、医療崩壊寸前の状態です。また海外では新たな変異種が確認され、感染力も従来型より70%も高いといわれています。もしかしたらすでに日本にも入って来ているかも知れません。一方、海外ではワクチン接種が始まり急速なペースで接種されているようです。これを機に1日も早い感染収束が来ることを期待します。

Go toトラベルの一時中断、時短営業や年末年始の外出自粛制限などが決定し、これからも息苦しい日々が続きそうです。

年末年始は、帰省される方や旅行に行かれる方もかなり減ることと思います。外出できないのが何かとストレスが
溜まるとは思いますが、それぞれ大切な方の命を守るためにも、もうひと踏ん張りの我慢を頑張りましょう。

来年は皆様にとって良い年になりますように。

吉田