培養室業務のシステム改善
- 2017年3月2日
- 培養室
こんにちは、培養士の越智です。
今回は当院で動いているプロジェクトのうち、「培養室業務のシステム改善」についてお話させていただきます。
培養室で管理している記録には、精液検査結果や媒精条件、胚の発育状況、凍結保存胚・精子の情報などがあります。
このような記録は皆様に提供している治療技術の改善や向上を目指す上で非常に重要なツールです。
現在、当院培養室の管理記録は紙を使用したアナログな方法で行っています。
紙媒体による管理は、臨機応変に記録が可能であるという利点があります。
その一方で統制ができていないと自由度が高く、過去のデータの抽出にある程度時間を要してしまうという欠点があります。
そのため現行の管理方法では、データを集めたいときには何日もカルテ庫に籠って作業することも少なくありません。
培養室の管理記録方法を洗い直す、つまり電子化することでデータへのアクセスが迅速になります。
その結果作業効率が向上し、データの精度が高まります。
データの精度を高めることは、これまで解決が困難だった問題の解決の糸口に繋がります。
先月中旬、当院のスタッフ数名で沖縄にある不妊治療施設を見学させていただく機会がありました。
そのクリニックでは独自のシステムを導入しており、システム構築のノウハウを教えてもらいに行きました。
私自身、記録の管理に紙媒体を全く使用していない培養室は初めて拝見しましたので、これから当院でシステムの改善を図るにあたって具体的なイメージを深めることができました。
この貴重な経験を早く患者様に還元できるよう、頑張りたいと思います。
また私事ではございますが、私は藤沢でも沖縄料理店に通うくらい沖縄料理が大好物です。
今回も空いた時間で沖縄料理をたっぷり満喫させていただきました。
今度はプライベートで、ゆっくり旅行に行きたいなぁ、、、と思っています。
ソーキそばとジューシー
沖縄ではもう桜が咲き始めていました