帰省と高千穂峡
- 2024年6月20日
- 培養室
再び河野登場です。
文章が長くなってしまうため、続けての投稿になります。
私の父が大きな手術を控えていたため、少しでも不安が解消できればいいなと思い、先月末に数日休暇をいただき、実家の宮崎に帰省いたしました。両親はこれまで一生懸命に働き、私と妹2人を大学卒業まで支えてくれました。自営業であったため精神的にはずっと休みがない状況であり、身体のメンテナンスが後回しになってしまったのではないかと思います。8時間に及んだ手術は無事に成功し、しばらくリハビリをした後に退院できるとのことでした。
私は都内に住んでおりますので、両親に何かあった時に対応が遅くなってしまいます。現状を何とかしなければとずっと考えておりますが、中々良いアイデアが浮かばないまま今に至ります。体をいたわって少しでも楽に過ごしてくれたらと願いますが、両親ともに仕事が大好きなので、きっと寝たきりになるまで仕事するのだろうとも思います。どうすればよいのか、答えのない課題に向き合っていくことになります。
帰省した際に少し時間が出来たので、高千穂まで足を運んでみました。宮崎に住んでいたころは特に行きたいという感覚は無かったのですが、高千穂峡の景色は度々メディアでも取り上げられており、何となく行きたくなりバイクでひとっ走りしてみました。いくつか写真を撮影してきましたので、共有させていただければと思います。
真名井の滝
良くメディアで取り上げられる有名な滝です。
降雨の為に水が濁っていますが、それはそれで風情があります。
天安河原(あまのやすかわら)
天照大御神が天岩戸にお隠れになった際、神々が集まり対応を相談した場所と言われています。ここでアメノウズメが舞を舞い天照大御神を岩戸から誘い出してはどうか、との案が出たようです。洞窟になっておりますが、無数の石積みがあり幻想的な雰囲気です。オモイカネと八百万の神々が祀られています。
天岩戸神社(西本宮)
西殿は天照大御神がお隠れになられた場所、東殿は天照大御神が岩戸から出た後にお住まいになられた場所、とされています。社殿のうらに御神体の天岩戸がありますが、神域であり禁足地となっています。写真撮影は不可ですが、天岩戸自体は岩戸川渓谷を挟んで直接参拝することが出来ます。再び天照大御神が岩戸にお隠れにならないよう、天岩戸の入り口には縄が張られていますが、これがいわゆる『しめ縄』の発祥であると伝えられています。
招霊の木(オガタマノキ)
天岩戸神社の御神木です。天照大御神を岩戸から誘い出す際、アメノウズメが枝を折って舞に使用したとされています。アメノウズメの舞と宴会騒ぎが気になり、天照大御神はついに岩戸から少し顔をのぞかせます。この時入口の岩をタヂカラオが持ち上げてぶん投げるわけですが、岩は長野県まで飛んで行ったそうです!
培養部 河野