日本生殖医療システム研究会参加報告等
- 2017年3月16日
- 培養室
暖かくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。培養室の河野です。
東日本大震災から6年が経過致しました。震災から1年後の2012年3月、息子2人を連れて母の実家がある宮城を訪問しました。自家用車で向かったのですが、山の中に打ち上げられた船、海岸線に沿って積まれた廃棄物の山を目の当たりにしました。山の色が中腹を境に変わっていて、あんな高さにまで津波が上がってきたのかと、震災の恐ろしさ、凄まじさが現実のものとして伝わってきました。被災された方々の悲しみ、苦しみは想像を絶しますが、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
この度、3月12日に博多で開催された第5回日本生殖医療システム研究会に出席してきました。ソフトバンク株式会社首席エヴァンジェリストの中山五輪男先生、電子化システムを診療に取り入れている生殖医療の著名な先生方のご講演を聞いてきました。当院培養士の越智が先日ブログでご紹介しましたが、当院培養室の今年の目標は培養システムの改善です。重複したデータ入力作業を一元化し、質の高いデータを培養部のみならず各部署で共有することが、業務の効率・速度を向上させる上で非常に大切なことです。研究会に参加し、当培養室が目指すべき理想のシステムを具体的に検討することができました。今後業者さんとの打ち合わせ、すり合わせで一層慌ただしくなりますが、データに基づいた確実性の高い医療、技術を患者様に提供できるように、培養室一同努力致します。
また、私事で恐縮なのですが、2月末に大学院博士後期課程の社会人特別選抜試験を受験し、何とか合格できました。4月からクリニックに勤務しながら大学に通う社会人学生となります。研究の特性上内容は具体的にできませんが、治療の難しい患者様の為に役立つ成果を出していきたいと考えております。
最後になりますが、先月のバレンタインデーに当院各部署の皆様から温かな贈り物をいただきました。どれもデザイン、味に凝っていて非常に嬉しかったのです。ありがとうございました。中でも当培養室の皆様から頂いたチョコレートに深く感激しましたので、この場をお借りしてご紹介させていただきます。
当培養室の皆様から、やればできるとのご評価をいただきました。