本との出会い
- 2018年2月12日
- 事務室・受付
こんにちは
まだまだ寒い日が続きますが、立春を過ぎ少しづつ春の気配を感じる毎日です。
もっと寒い韓国ではオリンピックが開幕しました。
今回のオリンピックは政治的なニュースが報道されていますが、スポーツの祭典なので純粋に
スポーツ観戦を楽しみたいと思います。
スポーツ観戦も好きですが、私は読書も大好きです。
最近、とても素敵な本に出会いました。
昨年ノーベル文学賞に選ばれたカズオ イシグロ氏の「日の名残り」です。
イギリスの貴族に執事として35年仕えてきたスティーブンスが昔の同僚に会いに行くための自動車旅行中に
自らの半生を回想する物語です。
執事として忠実にそして品格とは何かを追求し続けるスティーブンスの姿にとても感銘をうけました。
忠実なあまりに自分の人生を犠牲にし、今になって失ったものに気づくスティーブンスの姿は切ないですが、
読んだ後は悲しさよりも信念を貫いたスティーブンスの姿が輝いてみえました。
そして仕事に対するスティーブンスの姿勢は現代で働く私たちにも見習うべき所がたくさんありました。
ノーベル文学書に選ばれた時には恥ずかしながらイシグロ氏の名前も知らなかったですが、偶然にも読む機会が
できて良かったです。
こんな嬉しい出会いがあるので、これからも色々な本をたくさん読みたいと思います。
そして、イシグロ氏の他の作品も読んでみたいと思います。
日本では「わたしを離さないで」がドラマ化されました。
本はちょっと・・・という方には映画やドラマになっているものもあるのでおすすめです。
インフルエンザが流行っています。
体調には気をつけてお過ごしください。
受付 松浦