芸術作品に触れた1日
- 2019年6月25日
- 事務室・受付
先日、ブロードウェイミュージカル『PIPPIN(ピピン)』を観劇しに行ってきました。
ピピンは、1972年にアメリカのブロードウェイにて初演され、トニー賞を5部門受賞した経験があり、
イギリスのロンドンでも上演された事のあるミュージカルです。
今回日本版の上演が決まり、主演に城田優くんが抜擢されたため、これは観に行くしかない!と思い、昨年からチケットを申し込んでいました。
このお話は、美しくカリスマ的な”リーディングプレーヤー”(Crystal Kay)率いるアクロバットサーカスの一座に誘い込まれた若き王子ピピン(城田優)の物語です。
王子として生まれ、富も教養も手に入れたピピンですが、何かが物足りないと感じます。
自分の真の居場所を求め、人生を変える情熱に駆られる彼は「特別な何か」を探し求める旅に出ます。
その途中、未亡人のキャサリン(宮澤エマ)とその息子に出会い、彼らと幸せだが単調な生活を送り始めますが、平凡な人生に落ち着くのを恐れてその幸せをも手放してしまいます。
旅の最後、すべてを捨ててようやく彼が見つけた「本当の幸せ」とは一体…?
というあらすじです。
まだ上演中でネタバレになってしまうので多くは語れませんが、とにかく凄い!凄すぎる!!としか言いようがありません。
サーカスを観ているような、ものすごい世界観で、まさに圧巻です!
世界レベルのエンターテイメントショーを観れた気がしました。
特に素晴らしいのが
城田優くんの歌声、
祖母役の中尾ミエさん(Wキャストで前田美波里さん)のアクロバットシーン、
外人さん達のシルク・ドゥ・ソレイユばりのサーカス、
です。
今回私は前から2列目という良席で観劇する事が出来た為、とにかく演者さんとの距離が近く、
彼らの表情や息づかい、アクロバットシーンを目の前で見る事ができ、ひたすら感動してしまいました。
その他にも、歌やダンス、お笑い要素やマジックが盛り沢山で、ミュージカルが実はあまり好きではない私でも、
もう一度観たい!
と思わせてしまうほどの作品でした。
あんなに笑って泣いて、拍手や手拍子を沢山したミュージカルはこれが初めてでした。
ミュージカルを楽しんだ後は、国立新美術館へ行き「ウィーン・モダン展」を鑑賞しました。
ウィーン市立歴史博物館として設立された「ウィーン・ミュージアム」の改修工事に伴い、休館の間に主要作品が日本で公開されるということで、
絵画や工芸はもちろん、建築、デザイン、インテリア、ファッション、グラフィックデザインなど約400点もの展示がありました。
ここへ来た最大の目的は、この展示会の音声ガイドを務めている城田優くんのナレーションを聴く事だったのですが(笑)、
実際に聴きながら作品を鑑賞してみると、
ウィーンがいかに芸術都市となったのかという歴史背景を深く知る事ができ、
世紀末の芸術世界には自分の知る知識や好きなものと共鳴するものがあることがわかり、とても楽しむ事が出来ました。
こんな軽はずみな来館動機がきっかけでしたが、美しく繊細なタッチの作品達に心奪われてしまい、美術館の魅力に気付いてしまいました。
また機会があれば、美術館に足を運んでみたいなと思います。
ピピンとウィーン・モダン、どちらもかなりおすすめです。ご興味を持った方はぜひ行ってみて下さい。
受付 宮崎