食事と消化力が身体を作る
- 2013年4月5日
- 事務室・受付
こんにちは、受付の村田です。
ひと月程前になりますが、前回の私の担当した記事で「アーユルヴェーダの消化力」について掲載しました。今回も「食事、消化力が身体を作る」ことについてお話したいと思います。
アーユルヴェーダでは身体はダートゥからでき上がりダートゥによって維持されていると考えています。
「ダートゥ」とは身体を構成している組織のことです。
ダートゥは下記のように7組織から成っています。
①ラサ(血漿、リンパ)
↓
②ラクタ(血液)
↓
③マーンサ(筋肉)
↓
④メーダス(脂肪)
↓
⑤アスティ(骨)
↓
⑥マッジャ(骨髄)
↓
⑦シュクラ(生殖組織)
↓
オジャス
ダートゥのもととなるのは私達が口にする食べ物です。
食べ物は消化・代謝された後2つの部分に分かれます。
ひとつは尿、便、汗など通常体外に排泄される老廃物、もうひとつは栄養液の様なものになります。
7つのダートゥは食べ物を摂取するとそれが消化されて血漿が作られます。そして血漿が消化されて血液ができ、血液が消化されて筋肉ができ、筋肉から脂肪、脂肪から骨、骨から骨髄、骨髄から生殖組織ができると考えられています。
最初の血漿を作る時に正しい食事をして、十分に消化されれば十分な血漿ができます。その後も血漿が十分にありこれもきちんと消化されれば血液も十分に作られ、最終的には十分な生殖組織ができます。
しかし、自分の体質に合っていない食事をしたり、消化力が弱く十分に消化できないと十分な血漿ができず、そうなると次の血液も十分にできず、最終的には十分な生殖組織が作られないということになります。
生殖組織が十分でないとそれを補うためにひとつ前のダートゥ「骨髄」から栄養を奪い、栄養を奪われた骨髄は「骨」の栄養を奪い、消化とは逆方向に栄養を奪っていきます。
上記のようにこれら7つの要素はお互いが相対関係にあり、バランスを保っていますのでひとつが乱れると他の組織まで影響を及ぼしてしまいます。
ダートゥが十分に作られないといけない理由は生殖組織から十分な「オジャス」を作る必要があるからと考えられています。
「オジャス」は「生命力」、「自己免疫力」とされ、オジャスが十分に作られていれば肌にツヤがあり、声にハリがあり、自信・決断力があると言われています。
現代生活では、食事をおろそかにしがちですが、健康な体を作りたいと思うならまず、食事から見直さなければいけないとつくづく思いました。
そうは言ってもやはり現代の食生活で栄養を生殖組織、オジャスまで行き渡らせるのはなかなか難しいということで「即効で生殖組織を滋養する」レシピを教わってきたので次回をそちらをご紹介したいと思います。
受付 村田