YSYC説明会 ~培養士の仕事~
- 2012年10月8日
- 培養室
こんにちは。
培養士の中山です。
今回から、当院の説明会で培養士がお話させていただいている内容を少しずつ紹介していきたいと思います。
今回は、培養士の仕事について、おおまかに説明させていただきます。
生殖補助医療(ART)は、不妊治療において重要な治療法となり、欧米では出生児の1%から4%はARTによるといわれています。
日本においても、ART登録施設は、約600施設あり、約50人に1人は体外受精児というまでにこの技術は普及、一般化してきています。
そしてこのARTにおいて、卵子、精子、胚を取り扱っているのが培養士です。
実際に培養士が行っている作業は下記のとおりです。
★精液検査
★人工授精:精液検査、精子精製
★体外受精:卵子回収、成熟確認、精子精製
通常の体外受精(いわゆるふりかけ法)
顕微授精(ICSI)
胚移植の補助、アシステッドハッチング
卵子、精子、胚の凍結保存、融解
患者様への卵子、精子、胚の状態説明(採卵時、胚移植時)
次回は、「精液検査」に関して、紹介させていただきたいと思います。
季節が変わり始め、体調を崩されやすい時期ですので、
皆様、健康にはご注意ください。